四字熟語問題 3
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.点滴□□ ( )
1.点滴穿石 (エ)
てんてき-せんせき
少しの努力でもつづけていれば、いずれ成功するということ。
同じ場所にしずくを落とし続けると石に穴があくということから。「点滴石をも穿つ(てんてきいしをもうがつ)」と訓読みされる。同義語に「雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」がある。
2.純真□□ ( )
2.純真無垢 (ク)
じゅんしん‐むく
心が清らかで自然のままであるさま。
3.□□喪志 ( )
3.玩物喪志 (ウ)
がんぶつ‐そうし
無駄と思われるようなものに心を奪われて、大切な志を疎かにすること。
4.□□暮蚊 ( )
4.朝蠅暮蚊 (ケ)
ちょうよう-ぼぶん
つまらない者たちがはびこることのたとえ。
朝の蠅(はえ)、暮れの蚊(か)のようにまとわりつくということから。
5.白兎□□ ( )
5.白兎赤烏 (ア)
はくと-せきう
時間のこと。
月と太陽ということから。中国の伝説より「白兎」は月にいるウサギ、「赤烏」は太陽にいる烏(からす)を表す。
6.前虎□□ ( )
6.前虎後狼 (コ)
ぜんこ-こうろう
災難が続けて起こること。
「前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)」。
7.□□嘗胆 ( )
7.臥薪嘗胆 (オ)
がしん‐しょうたん
敵を討つために、長い間苦労に耐え努力すること。転じて、目的を達成するために苦労を重ね努力すること。
春秋時代、復讐心を奮い立たせるために、常に薪の上に寝た呉王の夫差(ふさ)。また、その夫差に一度破れた越王の勾践(こうせん)がこれまた復讐心を忘れまいと傍らに置いた苦い肝を時々舐めていたという故事から。
8.文質□□ ( )
8.文質彬彬 (イ)
ぶんしつ‐ひんぴん
外見の美しさと内面の調和がとれていること。
「文質」も「彬彬」も外見と実質が共に充実しているさまをいう。
9.百尺□□ ( )
9.百尺竿頭 (カ)
ひゃくしゃく‐かんとう
向上し得る極点。
百尺もある竿の先端ということから。
10.□□浮木 ( )
10.盲亀浮木 (キ)
もうき-ふぼく
出会うことが容易でないことのたとえ。
百年に一度だけ水面に出てくる盲目の亀が、浮木の穴に頭を入れたということから。「盲亀の浮木」。
こうろう
もうき
ちょうよう
かんとう
せきう
むく
がんぶつ
ひんぴん
がしん
せんせき
※クリックで使用済みにできます。
ア 時間のこと。
イ 外見の美しさと内面の調和がとれていること。
ウ 無駄と思われるようなものに心を奪われて、大切な志を疎かにすること。
エ 少しの努力でもつづけていれば、いずれ成功するということ。
オ 敵を討つために、長い間苦労に耐え努力すること。転じて、目的を達成するために苦労を重ね努力すること。
カ 向上し得る極点。
キ 出会うことが容易でないことのたとえ。
ク 心が清らかで自然のままであるさま。
ケ つまらない者たちがはびこることのたとえ。
コ 災難が続けて起こること。
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