四字熟語問題 21
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.城狐□□ ( )
1.城狐社鼠 (ケ)
じょうこ‐しゃそ
主君のそばにいる、よこしまな家来。また、それを排除するのが難しいことのたとえ。
城に住む狐(きつね)と、社(やしろ)に住む鼠(ねずみ)。狐も鼠も、取り除くには城や社を壊さなければならないため、容易に手を下せない、ということから。
2.□□闘角 ( )
2.鉤心闘角 (コ)
こうしん-とうかく
高い建物が並び、密集しているさま。
また、それぞれが智恵をはたらかせて争うことのたとえ。「鉤心」は屋根の中心のことで、鉤形(かぎがた)に反り返った屋根が中心に集まっているさま。「闘角」は角のように尖った軒先のこと。そのような建物が入り交じり、動物のように闘っているように見えるさま。
3.七歩□□ ( )
3.七歩八叉 (イ)
しちほ-はっさ
詩文を作る優れた才。
七歩、歩く間に詩を作り、八回、腕を組む間に賦を作ったという故事から。「叉」は腕を組む意。
4.粗酒□□ ( )
4.粗酒粗餐 (カ)
そしゅ-そさん
粗末な酒と食事。
客に出す際に謙遜していう言葉。「餐」は食事のこと。
5.名誉□□ ( )
5.名誉挽回 (オ)
めいよ‐ばんかい
一度傷ついた信頼や評判を、取り戻すこと。
「挽回」は取り戻すこと。
6.□□迎合 ( )
6.阿附迎合 (ク)
あふ-げいごう
相手に気に入られようとして、媚びへつらうこと。
「阿附」は阿(おもね)り、従うこと。「迎合」は気に入られようと、相手に合わせること。
※「附」は「付」とも書く。
7.□□貫日 ( )
7.白虹貫日 (ウ)
はくこう-かんじつ
兵乱が起こる兆候。
白い虹が太陽を貫く、ということから。中国で昔、「白虹」は兵や武器、「日」は君主の象徴とされていた。「白虹日を貫く(はっこうひをつらぬく)」ともいう。
8.紫幹□□ ( )
8.紫幹翠葉 (ア)
しかん-すいよう
山の木々が美しいさま。
「紫幹」は紫色の幹、「翠葉」は翠(みどり)色の葉。略して「紫翠(しすい)」ともいう。
9.百歩□□ ( )
9.百歩穿楊 (キ)
ひゃっぽ-せんよう
弓術や射撃の技術が優れていること。
百歩離れたところから、楊(やなぎ)の葉を打ち抜くということから。「穿」は穴をあけること。穿(うが)つ。
10.□□自煎 ( )
10.膏火自煎 (エ)
こうか-じせん
才能や財産があることで、かえって災いに遭うことのたとえ。
「膏火」は膏(あぶら)を使った灯火のこと。「煎」は炒(い)る、焼くこと。灯火は便利だが、自らを焼くことになる、ということから。
すいよう
しゃそ
せんよう
こうか
こうしん
はくこう
あふ
ばんかい
そさん
はっさ
※クリックで使用済みにできます。
ア 山の木々が美しいさま。
イ 詩文を作る優れた才。
ウ 兵乱が起こる兆候。
エ 才能や財産があることで、かえって災いに遭うことのたとえ。
オ 一度傷ついた信頼や評判を、取り戻すこと。
カ 粗末な酒と食事。
キ 弓術や射撃の技術が優れていること。
ク 相手に気に入られようとして、媚びへつらうこと。
ケ 主君のそばにいる、よこしまな家来。また、それを排除するのが難しいことのたとえ。
コ 高い建物が並び、密集しているさま。
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