四字熟語問題 22
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□錦繡 ( )
1.綾羅錦繡 (エ)
りょうら‐きんしゅう
美しい衣服のこと。また、美しく着飾ることをいう。
綾絹(あやぎぬ)、羅(うすもの)、錦(にしき)、刺繡(ししゅう)、をした織物ということから。
2.□□櫛比 ( )
2.鱗次櫛比 (キ)
りんじ-しっぴ
整然と並ぶこと。
「鱗次」は鱗(うろこ)のように整然と並び続くこと。「櫛比」は櫛(くし)の歯のように整然と並んでいること。
3.□□煮鶴 ( )
3.焚琴煮鶴 (イ)
ふんきん-しゃかく
殺風景であることのたとえ。また、風流心のないことをいう。
琴を焚(や)き鶴を煮る、ということから。
4.一顧□□ ( )
4.一顧傾城 (カ)
いっこ-けいせい
絶世の美女のたとえ。
その美女が少し振り返るだけで、君主が我を忘れ夢中になってしまい城が傾く、ということから。「一顧」はちらりと振り返って見ること。「傾城」は城が傾くこと。また、転じて美女のこと。
5.矛盾□□ ( )
5.矛盾撞着 (ウ)
むじゅん-どうちゃく
つじつまが合わないこと。
「矛盾」も「撞着」もつじつまが合わないことをいう。
6.□□斑衣 ( )
6.老萊斑衣 (ケ)
ろうらい-はんい
親孝行のたとえ。また、孝養を尽くすことのたとえ。
「斑衣」は子供が身につけるような派手な模様の服のこと。楚の老莱子は七十歳になっても、子供のような服を着て、親にまとわりつき喜ばせようとしていたという故事から。
7.□□秋鴻 ( )
7.社燕秋鴻 (ア)
しゃえん-しゅうこう
出会ってすぐに別れることのたとえ。
「社燕」は春の社日の頃に来て、秋の社日の頃に去る燕(つばめ)のこと。「秋鴻」は秋に来て、春に去る鳥のこと。
8.方領□□ ( )
8.方領矩歩 (オ)
ほうりょう-くほ
儒者の服装や態度のたとえ。
四角い襟の服と、正しい歩き方、ということから。
9.□□桑間 ( )
9.鄭衛桑間 (ク)
ていえい-そうかん
国を滅ぼしかねない下品でみだらな音楽。
「鄭」「衛」は春秋時代の国の名前。「桑間」は衛の地名のこと。「鄭」「衛」「桑間」にあった音楽が下品でみだらであったという故事から。
10.秋風□□ ( )
10.秋風落莫 (コ)
しゅうふう-らくばく
勢いが弱まり、ものさびしいさま。
夏が過ぎて秋風がものさびしく吹くさま。「落莫」は、ものさびしいさま。
※「莫」は「漠」、「寞」とも書く。
ふんきん
くほ
どうちゃく
らくばく
りょうら
ていえい
りんじ
ろうらい
けいせい
しゃえん
※クリックで使用済みにできます。
ア 出会ってすぐに別れることのたとえ。
イ 殺風景であることのたとえ。また、風流心のないことをいう。
ウ つじつまが合わないこと。
エ 美しい衣服のこと。また、美しく着飾ることをいう。
オ 儒者の服装や態度のたとえ。
カ 絶世の美女のたとえ。
キ 整然と並ぶこと。
ク 国を滅ぼしかねない下品でみだらな音楽。
ケ 親孝行のたとえ。また、孝養を尽くすことのたとえ。
コ 勢いが弱まり、ものさびしいさま。
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