四字熟語問題 20
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□勘定 ( )
1.百舌勘定 (キ)
もず‐かんじょう
自分は金を出さず、人にばかり金を出させようとすること。
鳩、鴫(しぎ)、百舌(もず)が買い食いをした際に、鳩に八文、鴫に七文を出させて百舌は一文も出さなかった、という昔話から。
2.□□絶壁 ( )
2.断崖絶壁 (エ)
だんがい‐ぜっぺき
切り立った険しいがけ。
また、危機的状況が迫っていることのたとえ。「断崖」も「絶壁」も、切り立った険しい崖のこと。
3.□□春意 ( )
3.満腔春意 (オ)
まんこう-しゅんい
なごやかな気分が、体中に満ちていること。
人を祝う言葉。「満腔」は体中に満ちていること。また体全体のこと。「春意」は春の穏やかな気持ちのこと。
4.美酒□□ ( )
4.美酒佳肴 (ケ)
びしゅ-かこう
素晴らしいご馳走のこと。
美味しい酒と、肴(さかな)ということから。
※「佳」は「嘉」とも書く。
5.□□猛進 ( )
5.猪突猛進 (カ)
ちょとつ‐もうしん
向こう見ずにひたすら突き進むこと。
「猪突」は猪(いのしし)のように一直線に進むこと。「猛進」は勢い激しく進むこと。
6.筆耕□□ ( )
6.筆耕硯田 (ア)
ひっこう‐けんでん
文筆で生活をすること。
筆で硯(すずり)の田を耕す、ということから。
7.採薪□□ ( )
7.採薪汲水 (ウ)
さいしん-きゅうすい
自然の中で質素に暮らすこと。
山で薪(たたぎ)を採り、谷川の水を汲(く)む、ということから。
8.□□釜魚 ( )
8.甑塵釜魚 (ク)
そうじん-ふぎょ
非常に貧乏なことのたとえ。
甑に塵がつもり、釜に魚がわく、ということから。「甑(こしき)」は米などを蒸すのに用いる土器。「魚」は、ここではボウフラのことをいう。
9.疾風□□ ( )
9.疾風怒濤 (コ)
しっぷう‐どとう
激しい風と、荒れ狂う大波。
また、時代などが激しく変化することのたとえ。また、十八世紀後半にドイツで起きた文学革新運動「シュトルム‐ウント‐ドラング」の訳語。
10.□□鳳雛 ( )
10.臥竜鳳雛 (イ)
がりょう‐ほうすう
隠れていて、まだ世に知られていない偉大な人物のたとえ。
隠れ伏している竜、鳳凰の雛、ということから。類義語に「伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)」がある。
けんでん
がりょう
もず
きゅうすい
ちょとつ
どとう
かこう
まんこう
そうじん
だんがい
※クリックで使用済みにできます。
ア 文筆で生活をすること。
イ 隠れていて、まだ世に知られていない偉大な人物のたとえ。
ウ 自然の中で質素に暮らすこと。
エ 切り立った険しいがけ。
オ なごやかな気分が、体中に満ちていること。
カ 向こう見ずにひたすら突き進むこと。
キ 自分は金を出さず、人にばかり金を出させようとすること。
ク 非常に貧乏なことのたとえ。
ケ 素晴らしいご馳走のこと。
コ 激しい風と、荒れ狂う大波。
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