四字熟語問題 19
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.因循□□ ( )
1.因循姑息 (キ)
いんじゅん‐こそく
古いしきたりを改めようとせず、その場をしのごうとすること。
「因循」は古いしきたりに因り循(したが)って、改めようとしないこと。「姑息」はその場逃れ、一時的な間に合わせのこと。
2.万頃□□ ( )
2.万頃瑠璃 (イ)
ばんけい-るり
青く広々としていること。
「万頃」は地面や水面が広々としているさま。「瑠璃」は青色の宝石(ラピスラズリ)。また、瑠璃色のこと。瑠璃色は紫がかった深い青色。
3.□□騰芳 ( )
3.蘭桂騰芳 (エ)
らんけい-とうほう
子孫が繁栄していくことのたとえ。
「蘭(らん)」と「桂(かつら)」が香り立つ、ということから。
4.□□一律 ( )
4.千篇一律 (ケ)
せんぺん‐いちりつ
どれも同じようなもので、面白みのないこと。
多くの詩がみな同じ調子で作られている、ということから。
※「篇」は「編」とも書く。
5.活剝□□ ( )
5.活剝生呑 (オ)
かっぱく-せいどん
他人が書いたの文章などを、そのまま盗用すること。
また、融通がきかないことにもいう。「活剝」は生きたまま皮を剝ぎ取ること。「生呑」は生きたまま丸呑みすること。
6.□□不抜 ( )
6.確乎不抜 (ア)
かっこ‐ふばつ
意志や信念がしっかりしていて、動じないこと。
「確乎」は、しっかりしていて動かないさま。「不抜」は抜けないこと。意志が強く動揺しないこと。
※「乎」は「固」とも書く。
7.□□蔵疾 ( )
7.山藪蔵疾 (ウ)
さんそう-ぞうしつ
大人物は、多少の欠点があってもそれをすべて包み込むような度量や奥深さがあるたとえ。
また、立派で優れた者にも多少の欠点はあるということ。「山藪」は山と藪(やぶ)、転じて大人物のこと。「蔵」は隠すこと。「疾」は毒蛇や害になる虫などのこと。「山藪、疾を蔵す(さんそうやまいをかくす)」ともいう。
8.一虚□□ ( )
8.一虚一盈 (コ)
いっきょ-いちえい
常に変化していて、予測しがたいこと。
あるいは虚(むな)しく、あるいは盈(み)ちる、ということから。常に一定でないさま。
9.温柔□□ ( )
9.温柔敦厚 (ク)
おんじゅう‐とんこう
おだやかで誠実な人柄。
「温柔」は穏やかでやわらかなこと。「敦厚」は誠実で人情にあついこと。
10.□□秋月 ( )
10.氷壺秋月 (カ)
ひょうこ-しゅうげつ
心が清く澄んでいることのたとえ。
「氷壺」は氷が入った、白玉でできた壺。「秋月」は秋の月。
こそく
さんそう
るり
せいどん
らんけい
とんこう
せんぺん
いちえい
ひょうこ
かっこ
※クリックで使用済みにできます。
ア 意志や信念がしっかりしていて、動じないこと。
イ 青く広々としていること。
ウ 大人物は、多少の欠点があってもそれをすべて包み込むような度量や奥深さがあるたとえ。
エ 子孫が繁栄していくことのたとえ。
オ 他人が書いたの文章などを、そのまま盗用すること。
カ 心が清く澄んでいることのたとえ。
キ 古いしきたりを改めようとせず、その場をしのごうとすること。
ク おだやかで誠実な人柄。
ケ どれも同じようなもので、面白みのないこと。
コ 常に変化していて、予測しがたいこと。
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