四字熟語問題 17
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□忠信 ( )
1.孝悌忠信 (カ)
こうてい‐ちゅうしん
真心を尽くして、目上の人に仕えること。
「孝悌」は親や目上の人に敬意をもってよく仕えること。「忠信」は真心があり、人をだましたりしないこと。忠と信。
2.□□絶倒 ( )
2.捧腹絶倒 (エ)
ほうふく‐ぜっとう
ひっくり返るほどに大笑いすること。
「捧腹」は腹をかかえて大笑いすること。「絶倒」は笑い転げること。転がるほど笑うこと。
※「捧」は「抱」とも書く。
3.□□神工 ( )
3.鬼斧神工 (イ)
きふ-しんこう
人間が作ったとは思えないような、優れた作品や細工のこと。
「鬼斧」は鬼が斧をふるって作った細工。「神工」は神が作ったかのような霊妙な作品。
4.□□積玉 ( )
4.玄圃積玉 (ア)
げんぽ-せきぎょく
美しい文章のたとえ。
玄圃にある珠玉の数々。「玄圃」は崑崙(こんろん)山上にあるとされる仙人の居所。「積玉」は積みかなさる玉のこと。
5.冠履□□ ( )
5.冠履顚倒 (オ)
かんり‐てんとう
上下の順序が乱れて逆になること。
「冠履」は冠(かんむり)と靴のこと。また転じて、上位と下位のことをいう。「顚倒」は逆さまになる、ひっくりかえること。
6.□□十菊 ( )
6.六菖十菊 (ケ)
りくしょう‐じっきく
時期が遅れて、役に立たないことのたとえ。
五月五日の端午(たんご)の節句に一日遅れた六日の菖蒲(しょうぶ)と、九月九日の重陽(ちょうよう)の節句に一日遅れた十日の菊、ということから。菖蒲は五月五日の端午の節句に、菊は九月九日の重陽の節句に必要とされる。
7.□□一洗 ( )
7.碧落一洗 (ウ)
へきらく‐いっせん
空がよく晴れ渡ること。
雨で空を洗い流す、ということから。「碧落」は青空のこと。「一洗」は洗い流すこと。悪いものを取り除くこと。
8.□□錯落 ( )
8.参差錯落 (ク)
しんし‐さくらく
一様ではなく、不揃いなものが入りまじるさま。
「参差」は長短の不揃いなさま。「錯落」は入りまじること。
9.□□飯袋 ( )
9.酒囊飯袋 (キ)
しゅのう‐はんたい
無能の人。役に立たない人。
「囊」は袋のこと。酒を入れる囊(ふくろ)と、飯を入れる袋、ということから、飲み食いしかしていないような人を罵っていう言葉。
10.稲麻□□ ( )
10.稲麻竹葦 (コ)
とうま‐ちくい
多くのものが入り乱れていること。また、周りを幾重にも取り囲んでいるさま。
稲、麻、竹、葦(あし)が群生しているさまから。
こうてい
げんぽ
てんとう
へきらく
きふ
ちくい
しんし
しゅのう
ほうふく
りくしょう
※クリックで使用済みにできます。
ア 美しい文章のたとえ。
イ 人間が作ったとは思えないような、優れた作品や細工のこと。
ウ 空がよく晴れ渡ること。
エ ひっくり返るほどに大笑いすること。
オ 上下の順序が乱れて逆になること。
カ 真心を尽くして、目上の人に仕えること。
キ 無能の人。役に立たない人。
ク 一様ではなく、不揃いなものが入りまじるさま。
ケ 時期が遅れて、役に立たないことのたとえ。
コ 多くのものが入り乱れていること。また、周りを幾重にも取り囲んでいるさま。
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