四字熟語問題 16
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□相制 ( )
1.犬牙相制 (ウ)
けんが‐そうせい
隣り合う国の国境が入り組んだ状態で、互いに牽制すること。
犬の牙のように国境が入り組んだ状態で牽制しあう、ということから。「相制」は相互に牽制すること。
2.河山□□ ( )
2.河山帯礪 (キ)
かざん‐たいれい
永遠に変わらない堅い誓約のたとえ。また、国が永久に栄えることのたとえ。
「河」は黄河のこと。「山」は泰山のこと。「礪」は砥石(といし)のこと。たとえ黄河が帯のように細くなって、泰山がすり減って砥石のように平たくなったとしても変わることがない、ということから。
3.加持□□ ( )
3.加持祈禱 (オ)
かじ‐きとう
病気や災難などから救われるために祈ること。
「加持」は災難を除くために、仏の加護を祈ること。「祈禱」は神仏に祈ること。
※「禱」は「祷」とも書く。
4.魯般□□ ( )
4.魯般雲梯 (ア)
ろはん‐うんてい
名工が作った高いはしご。
「魯般」は春秋時代の魯の名工。「雲梯」は雲まで届く梯(はしご)ということから、非常に高い梯。敵城を攻める際に使われた。
5.情緒□□ ( )
5.情緒纏綿 (エ)
じょうしょ‐てんめん
趣、雰囲気、感慨といったものが心にまとわりついて離れないさま。
「情緒」は折に触れて起こる様々な感慨や趣。「纏綿」は纏(まと)わりつくこと。
6.□□雲客 ( )
6.卿相雲客 (ク)
けいしょう‐うんかく
身分の高い人。
公卿(くぎょう)と殿上人(てんじょうびと)。昇殿を許された人。
7.春蛙□□ ( )
7.春蛙秋蟬 (カ)
しゅんあ‐しゅうぜん
無用の言論のたとえ。
うるさいだけの春の蛙(かえる)と、秋の蟬(せみ)ということから。
8.伏竜□□ ( )
8.伏竜鳳雛 (コ)
ふくりょう‐ほうすう
隠れていて、まだ世に知られていない偉大な人物のたとえ。
水の中に隠れ伏している竜、鳳凰の雛、ということから。類義語に「臥竜鳳雛(がりょうほうすう)」がある。
9.□□令月 ( )
9.嘉辰令月 (ケ)
かしん‐れいげつ
めでたい日と、めでたい月。
「嘉辰」はめでたい日。よい日。「令月」はめでたい月。よい月。
※「嘉」は「佳」とも書くことができる。
10.□□附熱 ( )
10.趨炎附熱 (イ)
すうえん-ふねつ
その時、権力のある者につき従うこと。
盛んに燃える炎に向かって走り、熱いものにつく、ということから。「炎」「熱」は勢いが盛んであることのたとえ。「炎(えん)に趨(おもむ)き熱(ねつ)に附(つ)く」ともいう。
きとう
けんが
たいれい
すうえん
ほうすう
かしん
うんてい
てんめん
しゅうぜん
けいしょう
※クリックで使用済みにできます。
ア 名工が作った高いはしご。
イ その時、権力のある者につき従うこと。
ウ 隣り合う国の国境が入り組んだ状態で、互いに牽制すること。
エ 趣、雰囲気、感慨といったものが心にまとわりついて離れないさま。
オ 病気や災難などから救われるために祈ること。
カ 無用の言論のたとえ。
キ 永遠に変わらない堅い誓約のたとえ。また、国が永久に栄えることのたとえ。
ク 身分の高い人。
ケ めでたい日と、めでたい月。
コ 隠れていて、まだ世に知られていない偉大な人物のたとえ。
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