四字熟語問題 12
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.前途□□ ( )
1.前途遼遠 (ク)
ぜんと‐りょうえん
これからの道のりが非常に長いこと。
「前途」は道のり、また将来のこと。「遼遠」ははるか遠いこと。
2.簞食□□ ( )
2.簞食瓢飲 (ア)
たんし‐ひょういん
質素な飲食物。また、貧しい暮らしに安んずること。
竹の器に入れた食べ物と、瓢(ひさご)に入れた飲み物、ということから。
3.臥薪□□ ( )
3.臥薪嘗胆 (ケ)
がしん‐しょうたん
敵を討つために、長い間苦労に耐え努力すること。転じて、目的を達成するために苦労を重ね努力すること。
春秋時代、復讐心を奮い立たせるために、常に薪の上に寝た呉王の夫差(ふさ)。また、その夫差に一度破れた越王の勾践(こうせん)がこれまた復讐心を忘れまいと傍らに置いた苦い肝を時々舐めていたという故事から。
4.一世□□ ( )
4.一世木鐸 (コ)
いっせい‐ぼくたく
世の人々の指導者のこと。
「一世」は世の中のこと。「木鐸」は中国で法令などを知らせるために鳴らした、振り子(舌)が木製の鈴。転じて、世の人々を教え導く者をいう。
5.□□垢面 ( )
5.蓬頭垢面 (カ)
ほうとう‐こうめん
身だしなみがだらしなく、汚いさま。
「蓬頭」は蓬(よもぎ)のようにぼさぼさに乱れた髪のこと。「垢面」は垢だらけで汚れた顔のこと。
6.内股□□ ( )
6.内股膏薬 (イ)
うちまた‐ごうやく
定まった信念や意見などがなく、その時々に応じて自分の都合の良い立場を取ること。また、そのような人のこと。
内股につけた膏薬が右脚についたり左脚についたりすることから。
7.自家□□ ( )
7.自家撞着 (ウ)
じか‐どうちゃく
同じ人の言動などが、前後で矛盾していること。
「撞着」は突き当たること、またつじつまが合わないこと。
8.泰山□□ ( )
8.泰山鴻毛 (キ)
たいざん‐こうもう
非常に重いものと非常に軽いもの。隔たりが甚だしいこと。
また、人の死についても重いものもあれば軽いものもあるということ。「泰山」は世界遺産にも登録されている中国の名山。「鴻毛」は鴻(おおとり)の羽毛のこと。
9.通暁□□ ( )
9.通暁暢達 (オ)
つうぎょう‐ちょうたつ
ある事柄について非常に詳しく、言葉や文章がのびのびしていて分かりやすいさま。
「通暁」はすみずみまで詳しく知っていること。「暢達」はのびのびしていること。
10.□□神助 ( )
10.天佑神助 (エ)
てんゆう‐しんじょ
天や神による助け。
「天佑」は天の助け。「神助」は神の助け。
※「佑」は「祐」とも書くことができる。
ごうやく
ほうとう
ぼくたく
りょうえん
てんゆう
ちょうたつ
しょうたん
ひょういん
こうもう
どうちゃく
※クリックで使用済みにできます。
ア 質素な飲食物。また、貧しい暮らしに安んずること。
イ 定まった信念や意見などがなく、その時々に応じて自分の都合の良い立場を取ること。また、そのような人のこと。
ウ 同じ人の言動などが、前後で矛盾していること。
エ 天や神による助け。
オ ある事柄について非常に詳しく、言葉や文章がのびのびしていて分かりやすいさま。
カ 身だしなみがだらしなく、汚いさま。
キ 非常に重いものと非常に軽いもの。隔たりが甚だしいこと。
ク これからの道のりが非常に長いこと。
ケ 敵を討つために、長い間苦労に耐え努力すること。転じて、目的を達成するために苦労を重ね努力すること。
コ 世の人々の指導者のこと。
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