四字熟語問題 1
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□戴天 ( )
1.不倶戴天 (ア)
ふぐ-たいてん
報復しなければやまないほど憎しみが深いこと。
「礼記・曲礼上」より「父の讐(あだ)はともに天を戴(いただ)かず」ということから、ともにこの世に生きていることが許せないと思うほどの恨みがあること。
2.道聴□□ ( )
2.道聴塗説 (ケ)
どうちょう‐とせつ
人から聞いたことを、自説のように、すぐさま他人に話すこと。
道ばたで聞いたことをすぐに他の人に話すということから。
3.赤手□□ ( )
3.赤手空拳 (ウ)
せきしゅ-くうけん
助けを借りずに自分一人で物事を行うこと。
また、何も持っていないことを強めていう言葉。「赤手」は手に何も持っていないこと。「空拳」は武器など何も持っていない握り拳のこと。類語に「徒手空拳(としゅくうけん)」がある。
4.張三□□ ( )
4.張三李四 (ク)
ちょうさん‐りし
名の知れない人。平凡な人。
「張」と「李」は中国でありふれた姓。そのありふれた姓である「張」さんの三男、「李」さんの四男、ということから。
5.君子□□ ( )
5.君子豹変 (キ)
くんし‐ひょうへん
考えや態度が急に変わること。
君子は過ちがあると知ると、すぐにそれを認めて改めることから。「君子は豹変す(くんしはひょうへんす)」ともいう。※近年では悪い意味として使われることが多くなっている
6.紫電□□ ( )
6.紫電一閃 (イ)
しでん‐いっせん
研ぎ澄ました刀をふるときに見える光。
「紫電」は紫色の電光、鋭い光のこと。「一閃」はぴかりと光ること。
7.□□凝議 ( )
7.鳩首凝議 (エ)
きゅうしゅ‐ぎょうぎ
人々が集まり、熱心に相談すること。
「鳩首」は人々が集まって相談すること。「凝議」は心を凝らして熱心に相談すること。
8.□□亀毛 ( )
8.兎角亀毛 (オ)
とかく-きもう
ありえないもののたとえ。
兎(うさぎ)に角(つの)、亀に毛、のようにありえないということ。「亀毛兎角(きもうとかく)」ともいう。
※「兎」は、「兔」と上の部分が「刀」になっている字体でも正解(許容字体)
9.鉤縄□□ ( )
9.鉤縄規矩 (コ)
こうじょう‐きく
物事の基準や法則となるもの。
「鉤」は先が曲がった金属製の器具のことで、ここでは曲線をかくための器具の意。「縄」は木材などに直線を引くのに用いる墨縄の意。「規」はコンパスの意。「矩」は直角をはかれるL字形の物差しの意。類義語に「規矩準縄(きくじゅんじょう)」がある。
10.甲論□□ ( )
10.甲論乙駁 (カ)
こうろん‐おつばく
議論がうまくまとまらないこと。
甲が論ずると乙が反対するということから。
きく
ふぐ
とかく
とせつ
きゅうしゅ
りし
くうけん
おつばく
いっせん
ひょうへん
※クリックで使用済みにできます。
ア 報復しなければやまないほど憎しみが深いこと。
イ 研ぎ澄ました刀をふるときに見える光。
ウ 助けを借りずに自分一人で物事を行うこと。
エ 人々が集まり、熱心に相談すること。
オ ありえないもののたとえ。
カ 議論がうまくまとまらないこと。
キ 考えや態度が急に変わること。
ク 名の知れない人。平凡な人。
ケ 人から聞いたことを、自説のように、すぐさま他人に話すこと。
コ 物事の基準や法則となるもの。
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