故事・諺問題 7
次の下線のカタカナを漢字で記せ。
1.喪家のイヌ。
狗
(そうかのいぬ)
喪中の家で餌を与えられず元気のない犬。転じて、やつれて元気の無い人。また一説に、野良犬のことをさすこともある。
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2.洛陽のシカを高める。
紙価
(らくようのしかをたかめる)
著書の評判がよくて盛んに売れること。(晋の左思が著わした「三都の賦」が好評で、洛陽の人々がこぞって転写したため紙の値段が高騰したという故事から)
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3.紺屋のシロバカマ。
白袴
(こうや(こんや)のしろばかま)
商売や他人のことで忙しく、自分の時間がないこと。「紺屋」とは染物屋のことで、染物屋を営んでいるのに自分は染めていない白い袴をはいているということから。
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4.コケの一心。
虚仮
(こけのいっしん)
愚者がその一つのことだけに心を集中させ、やりとげようとすること。「虚仮」とは愚かということ、またそういう人のことで、一般的に「相手を虚仮にする」などと使われる。
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5.鴨がネギを背負ってくる。
葱
(かもがねぎをしょってくる)
要件がぴったり合っていて好都合であること。鴨鍋を作ろうとしたときに、必要な材料を同時に得ることができたということから。「鴨葱(かもねぎ)」と略すこともある。
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6.トタンの苦しみ。
塗炭
(とたんのくるしみ)
泥にまみれ炭火に焼かれるような甚だしい苦しみ。「―を舐める」
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7.オノを掲げて淵に入る。
斧
(おのをかかげてふちにいる)
物の用途を誤ることのたとえ。
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8.ウワサをすれば影がさす。
噂
(うわさをすればかげがさす)
うわさをすると、不思議とその当人が現れる。「噂をすれば影」ともいう。
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9.恨みコツズイに徹す。
骨髄
(うらみこつずいにてっす)
骨髄にまでしみわたるほどの深く激しい恨み。
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10.棚からボタモチ。
牡丹餅
(たなからぼたもち)
思いがけない幸運に巡り合うことのたとえ。たなぼた。(寝てたら棚から牡丹餅が落ちてきて、ちょうど開いてた口に入るという意から)
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