TOP 故事・諺問題一覧 故事・諺問題 35

故事・諺問題 35

次の下線のカタカナを漢字で記せ。

1.天地は万物のゲキリョ
逆旅
(てんちはばんぶつのげきりょ)
天地は万物が出入りする宿屋のようなものである。人生のはかないことをいう言葉。「逆旅(げきりょ)」は旅人を逆(むか)えるということから、宿屋のこと。
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2.櫂(かい)は三年は三月。
(かいはさんねんろはみつき)
櫂は櫓に比べて、使い方がずっと難しいということ。「櫂(かい)」も「櫓(ろ)」も船を漕ぐための道具。
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3.出るクイは打たれる。
(でるくいはうたれる)
頭角を現した優秀な者は、他人から妬まれ妨げられたりする、ということ。
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4.溺れる者はワラをも摑む。
(おぼれるものはわらをもつかむ)
危急の時は、どんなものにも頼ろうとする。溺れている者は、藁(わら)のような頼りにならなそうなものでも掴んで助かろうとする意から。
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5.歓楽極まりてアイジョウ多し。
哀情
(かんらくきわまりてあいじょうおおし)
喜びや楽しみが極限に達すると、かえって悲しい気持ちになる。
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6.ミスを隔てて高座を覗く。
御簾
(みすをへだててこうざをのぞく)
物事が思うようにいかず、もどかしいことのたとえ。類句に「靴を隔てて痒(かゆ)きを搔く」がある。
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7.七皿食うてサメクサい。
鮫臭
(ななさらくうてさめくさい)
料理をたくさん食べた後でまずいと文句をいうこと。七皿も食べておいて、料理が鮫肉のように臭いと文句をいう意から。
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8.旅の犬が尾をスボめる。
(たびのいぬがおをすぼめる)
家の中など自分が威張れるところでは威勢がいいが、外へ出ると縮こまって活気がなくなることのたとえ。犬は慣れない場所に行くと活気がなくなるということから。
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9.コケの後思案。
虚仮
(こけのあとじあん)
愚者は、大事なときには知恵が出ず、時が過ぎ去ってから考えが浮かんでくる。「虚仮(こけ)」とは愚かということ、またそういう人のことで、一般的に「相手を虚仮にする」などと使われる。
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10.片手でキリは揉まれぬ。
(かたてできりはもまれぬ)
物事を成し遂げるためには、人と協力し合うことが大事である。錐(きり)で穴をあけるときに片手では揉(も)むことができないということから。類句に「孤掌鳴らし難し」がある。
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