故事・諺問題 31
次の下線のカタカナを漢字で記せ。
1.リョウキンは木を択んで棲む。
良禽
(りょうきんはきをえらんですむ)
賢い者は、仕える主人をしっかり吟味して選んでいることのたとえ。賢い鳥は、巣を作る木をよく選んでいるということから。「良禽(りょうきん)」はよい鳥。賢い鳥。
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2.大行はサイキンを顧みず。
細謹
(たいこうはさいきんをかえりみず)
大事業を成そうとする者は、些細なことに頓着しないものだ、ということ。紀元前二〇六年、鴻門(こうもん)の会の宴会の途中で身の危険を感じていた劉邦(りゅうほう)が便所に立った際に、部下達がそのまま逃げるように進言したが、項羽(こうう)に別れの挨拶をしていないとためらっていた。その時、劉邦に部下の樊噲(はんかい)が言った言葉。
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3.鳥窮すれば則ちツイバむ。
啄
(とりきゅうすればすなわちついばむ)
人は追い詰められると、何をするかわからないということのたとえ。鳥も追い詰められると、必至にくちばしでつついて抵抗するという意から。「啄(ついば)む」は鳥がくちばしで物をつついて食べること。
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4.大道廃れてジンギあり。
仁義
(だいどうすたれてじんぎあり)
道徳(人の行うべき正しい道)が自然に行われていた大昔は、仁義などという人為的な道徳を唱える必要はなかったが、後世は道徳が廃れてきて、仁義を唱える必要が生じたのである。
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5.猫もシャクシも。
杓子
(ねこもしゃくしも)
誰も彼も。どんな人も。なにもかも。世間の人々が一様に同じことをするさまなどにいう。「昨今は―も○○をする時代だ」※語源は不明で、諸説ある
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6.オクウの愛。
屋烏
(おくうのあい)
深い愛情のたとえ。人を深く愛すると、その人の家の屋根にとまっている烏(からす)までも好きになるように、関係するもの全てに愛情が及ぶということから。愛、屋烏に及ぶ。
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7.スンインを惜しむ。
寸陰
(すんいんをおしむ)
ほんのわずかな時間も大切にすること。「寸陰(すんいん)」は「一寸の光陰」の略で、わずかな時間のこと。
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8.コウジの下必ず死魚あり。
香餌
(こうじのもとかならずしぎょあり)
利益に心を奪われて、身を滅ぼすことのたとえ。「香餌(こうじ)」は香ばしい餌(えさ)。香ばしい餌の下には必ず死んだ魚がかかっているということから。
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9.鬼の女房にヤシャがなる。
夜叉
(おにのにょうぼうにやしゃがなる)
鬼のような男の女房には、それに釣りあう夜叉のような女がなるということ。類句に「鬼の女房に鬼神がなる」がある。
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10.秋の日はツルベ落とし。
釣瓶
(あきのひはつるべおとし)
秋の日没が早いことのたとえ。井戸に釣瓶を落とすようにあっという間に日が落ちる意から。
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