故事・諺問題 17
次の下線のカタカナを漢字で記せ。
1.濡れぬ先こそ露をもイトえ。
厭
(ぬれぬさきこそつゆをもいとえ)
濡れる前は露に触れることさえ嫌うが、一度濡れてしまうと、その後はどれだけ濡れても気にならなくなる。一度あやまちを犯すと、もっとひどいことでも平気でするようになることのたとえ。
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2.鐘もシュモクの当たりがら。
撞木
(かねもしゅもくのあたりがら)
接し方で相手の反応も変わる。また、連れ添う相手によって良くもなるし悪くもなる。撞木の当たり具合で鐘の音が変わることから。「撞木(しゅもく)」は仏具の一種で、鐘などを打ち鳴らす丁字形の棒。
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3.知らぬ仏よりナジみの鬼。
馴染
(しらぬほとけよりなじみのおに)
たとえ仏のような人であっても、よく知らない人より、馴染みの者の方がよいということ。「知らぬ神より馴染みの鬼」とも。
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4.エンジャク鳳を生まず。
燕雀
(えんじゃくほうをうまず)
親が平凡だった場合、非凡な子は生まれないことのたとえ。燕(つばめ)や雀(すずめ)から鳳凰(ほうおう)は生まれないということから。類句に「瓜の蔓に茄子はならぬ」がある。
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5.外面似菩薩、内心如ヤシャ。
夜叉
(げめんじぼさつないしんにょやしゃ)
外面は菩薩のように美しく柔和に見えるが、内心は夜叉のように邪悪で恐ろしい。仏教で、女性が修行の妨げになるということで、戒めとして言った言葉。
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6.ルリの光も磨きがら。
瑠璃・琉璃
(るりのひかりもみがきがら)
瑠璃が美しいのもよく磨くからであって、素質のある人間も修練を積まなければ立派な人物になれない。
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7.耳をロウする 。
聾
(みみをろうする)
耳が聞こえなくなるのではないかというほどの、大きな音がするさま。「聾(ろう)する」は耳が聞こえなくなる。耳を聞こえなくする。
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8.田も遣ろうアゼも遣ろう。
畔・畦
(たもやろうあぜもやろう)
溺愛して、見境なく何もかも与えること。田んぼだけではなく、畔までも与えるということから。「畔(あぜ)」は田と田の間に土を盛り上げて作った境。
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9.口中のシオウ。
雌黄
(こうちゅうのしおう)
(古く中国で、誤字を塗り消すのに顔料の雌黄(しおう)を用いたことから)自分の言論の誤りを訂正すること。
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10.蜘蛛が網を張りてホウオウを待つ。
鳳凰
(ちちゅうがあみをはりてほうおうをまつ)
弱いものが強大なものに対して行う、はかない抵抗のたとえ。「蜘蛛(ちちゅう)」はクモ。「鳳凰(ほうおう)」は中国の伝説にでてくる想像上の瑞鳥(ずいちょう)(=めでたい鳥)。
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