四字熟語問題 27
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□択木 ( )
1.良禽択木 (ウ)
りょうきん-たくぼく
賢い者は、仕える主人をしっかり吟味して選んでいることのたとえ。
賢い鳥は、巣を作る木をよく選んでいるということから。「禽」は鳥のこと。
2.□□鳳雛 ( )
2.麟子鳳雛 (エ)
りんし-ほうすう
将来が有望な子供のたとえ。
麒麟(きりん)の子と、鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)、ということから。「麒麟」も「鳳凰」も中国の想像上の動物。
3.□□弄法 ( )
3.舞文弄法 (キ)
ぶぶん-ろうほう
法を都合よく解釈すること。
「舞」も「弄」も、もてあそぶ、自分勝手に扱うという意。
4.尭鼓□□ ( )
4.尭鼓舜木 (カ)
ぎょうこ-しゅんぼく
人々の善言をよく聞き入れること。
尭帝は朝廷に太鼓を設置し、自分を諫めようとするものに打たせ、また舜帝は木を設置し、諫めの言葉を書かせたという故事から。尭帝、舜帝は中国の伝説上の聖天子。
5.□□為楽 ( )
5.寂滅為楽 (イ)
じゃくめつ‐いらく
涅槃の境地に、真の安楽があるということ。
「寂滅」は涅槃のことで、煩悩から解き放たれた悟りの境地。
6.□□秋蟬 ( )
6.春蛙秋蟬 (オ)
しゅんあ‐しゅうぜん
無用の言論のたとえ。
うるさいだけの春の蛙(かえる)と、秋の蟬(せみ)ということから。
7.□□白葦 ( )
7.黄茅白葦 (ク)
こうぼう-はくい
痩せた土地のたとえ。
黄色の茅(ちがや)と、白い葦(あし)しか生えていない土地、ということから。
8.飛鷹□□ ( )
8.飛鷹走狗 (ケ)
ひよう‐そうく
狩猟をすること。
鷹を飛ばし、狗(いぬ)を走らせる、ということから。
9.臥竜□□ ( )
9.臥竜鳳雛 (ア)
がりょう‐ほうすう
隠れていて、まだ世に知られていない偉大な人物のたとえ。
隠れ伏している竜、鳳凰の雛、ということから。類義語に「伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)」がある。
10.蓬頭□□ ( )
10.蓬頭垢面 (コ)
ほうとう‐こうめん
身だしなみがだらしなく、汚いさま。
「蓬頭」は蓬(よもぎ)のようにぼさぼさに乱れた髪のこと。「垢面」は垢だらけで汚れた顔のこと。
りんし
しゅんあ
ほうすう
こうぼう
ぶぶん
しゅんぼく
そうく
じゃくめつ
りょうきん
こうめん
※クリックで使用済みにできます。
ア 隠れていて、まだ世に知られていない偉大な人物のたとえ。
イ 涅槃の境地に、真の安楽があるということ。
ウ 賢い者は、仕える主人をしっかり吟味して選んでいることのたとえ。
エ 将来が有望な子供のたとえ。
オ 無用の言論のたとえ。
カ 人々の善言をよく聞き入れること。
キ 法を都合よく解釈すること。
ク 痩せた土地のたとえ。
ケ 狩猟をすること。
コ 身だしなみがだらしなく、汚いさま。
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