四字熟語問題 24
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□準縄 ( )
1.規矩準縄 (ク)
きく‐じゅんじょう
物事の基準や法則となるもの。
「規」はコンパスのこと。「矩」は直角をはかれるL字形の物差しのこと。「準」は水盛りのこと。「縄」は木材などに直線を引くのに用いる墨縄のこと。類義語に「鉤縄規矩(こうじょうきく)」がある。
2.□□羨魚 ( )
2.臨淵羨魚 (ウ)
りんえん-せんぎょ
望むだけで何も行動しないことのたとえ。
魚を捕りたいと眺めているだけでは何にもならないので、まずは家に帰って網を作るべき。望みだけではなく、適切な手段を考え行動に移さなければならないという教え。「淵に臨みて魚を羨む(ふちにのぞみてうおをうらやむ)」ともいう。
3.□□狼歩 ( )
3.鷹視狼歩 (コ)
ようし-ろうほ
荒々しく欲深で、残忍な人物のたとえ。また、隙を見せない勇猛な豪傑のたとえ。
鷹(たか)のような鋭い目つきと、狼(おおかみ)が獲物を探し求める時のような歩き方、ということから。
4.□□軽重 ( )
4.問鼎軽重 (カ)
もんてい-けいちょう
ある人の実力を疑い、地位を覆したり奪ったりすること。また人の能力を疑うことにいう。
「鼎」は古代中国で権力の象徴とされた、三本脚の青銅器。楚の荘王が周を軽んじて、無礼にも周の宝器である鼎の大小・軽重をたずねたという故事から。「鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)」ともいう。
5.円融□□ ( )
5.円融三諦 (キ)
えんにゅう-さんだい
仏教で空・仮 ・中の三つの真理は独立しているものではなく、それぞれが他の二つを含んでとけ合っていること。
「円融」はそれぞれのものが、立場を保ちながら相互に融和し、妨げのないこと。「三諦」は天台宗で説く、空・仮 ・中、三つの真理のこと。
※「円融」は「えんゆう」とも読む。「三諦」は「さんたい」とも読む。
6.蚕食□□ ( )
6.蚕食鯨呑 (イ)
さんしょく-げいどん
強国が弱国を侵略するさま。
「蚕食」は蚕(かいこ)が桑の葉をたべるように端から次第に侵略していくこと。「鯨呑」は鯨(くじら)が魚を丸呑みするように一気に侵略することを意味する。
7.兎死□□ ( )
7.兎死狗烹 (エ)
とし-くほう
利用価値のある時だけ使われて、利用価値がなくなると捨てられること。
うさぎが死んでしまうと、猟犬は不要となり煮て食べられてしまうことから。
8.□□落飾 ( )
8.剃髪落飾 (ア)
ていはつ-らくしょく
出家すること。
「剃髪」も「落飾」も髪を剃(そ)り落とし、仏門に入ることをいう。
9.菟糸□□ ( )
9.菟糸燕麦 (ケ)
とし-えんばく
名ばかりで実質が伴わないことのたとえ。
「菟糸」はねなしかずら。「燕麦」は烏麦(からすむぎ)。「菟糸」は「糸」がついているが織ることができず、「燕麦」は「麦」がついているが食べれない、ということから。
10.□□潔飢 ( )
10.鳴蟬潔飢 (オ)
めいせん-けっき
清らかで立派な人は、どのようなときでも信念を曲げないたとえ。
蟬(せみ)は高潔がゆえ、飢えても汚いものを食べることがない、ということから。
りんえん
ようし
げいどん
きく
えんばく
もんてい
くほう
めいせん
ていはつ
さんだい
※クリックで使用済みにできます。
ア 出家すること。
イ 強国が弱国を侵略するさま。
ウ 望むだけで何も行動しないことのたとえ。
エ 利用価値のある時だけ使われて、利用価値がなくなると捨てられること。
オ 清らかで立派な人は、どのようなときでも信念を曲げないたとえ。
カ ある人の実力を疑い、地位を覆したり奪ったりすること。また人の能力を疑うことにいう。
キ 仏教で空・仮 ・中の三つの真理は独立しているものではなく、それぞれが他の二つを含んでとけ合っていること。
ク 物事の基準や法則となるもの。
ケ 名ばかりで実質が伴わないことのたとえ。
コ 荒々しく欲深で、残忍な人物のたとえ。また、隙を見せない勇猛な豪傑のたとえ。
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