四字熟語問題 14
後の囲いの中のひらがなを一度だけ使って漢字二字に直し、四字熟語を完成させよ。
また、後の囲いの中の意味の記号を選べ。
1.□□奮迅 ( )
1.獅子奮迅 (キ)
しし‐ふんじん
勢いが非常に盛んなさま。
獅子が激しく奮いたったように、ということから。「獅子」はライオンのこと。「奮迅」は激しく奮いたつこと。
2.□□大儒 ( )
2.碩学大儒 (ア)
せきがく‐たいじゅ
広く深い学識をもつ非常に優れた学者。
「碩学」は広く深い学識をもつ人。「大儒」は優れた学者や儒者のこと。
3.天保□□ ( )
3.天保九如 (コ)
てんぽう‐きゅうじょ
人の長寿を祈る言葉。
「天保」は中国最古の詩集である『詩経』の中にある篇名で、その篇は天子の長寿と幸福を祈るものとなっている。「九如」は詩の中に「如」の文字が九個あることによる。また、仙人が住むと言われる、蓬莱山のようなものを描いた絵の画題として、この言葉が使われることがある。
4.熟読□□ ( )
4.熟読玩味 (ク)
じゅくどく‐がんみ
文章などをじっくりと読んで、内容をよく味わうこと。
「熟読」はじっくりと考えながらよく読むこと。「玩味」は物事をよく味わうこと。
※「玩」は「翫」とも書く。
5.□□非宝 ( )
5.尺璧非宝 (ウ)
せきへき‐ひほう
時間は非常に貴重なものであるということ。
「尺璧」は一尺(約30cm)もある宝玉のこと。その宝玉でも時間と比べたら宝ではなくなる、ということから。「尺璧は宝に非(あら)ず」ともいう。
6.錦心□□ ( )
6.錦心繡口 (ケ)
きんしん‐しゅうこう
詩や文章の才能が優れていること。
「錦心」は錦のように美しい言葉や心。「繡口」は刺繡のように美しい言葉。
7.舌端□□ ( )
7.舌端月旦 (イ)
ぜったん-げったん
口先で人を批評すること。
「舌端」は口先のこと。「月旦」は「月旦評」のことで、後漢の許劭(きょしょう)が毎月一日に郷里の人々を批評したという故事から、人物の批評をいう。
8.長身□□ ( )
8.長身痩軀 (オ)
ちょうしん‐そうく
背が高くて、痩せている体。
9.□□北風 ( )
9.胡馬北風 (エ)
こば‐ほくふう
故郷を思い出すことのたとえ。
「胡馬」は中国の北方の胡地で生まれた馬。胡馬は他の地で北風が吹くと、故郷を思い出し嘶(いなな)くということから。「胡馬北風に依る(こばほくふうによる)」ともいう。
10.笑面□□ ( )
10.笑面夜叉 (カ)
しょうめん‐やしゃ
見た目は笑っていても、心の中では相反するような別のことを考えていること。
「夜叉」はインドの神話で人を害する鬼神のことをいう。
そうく
せきへき
やしゃ
がんみ
しし
げったん
きゅうじょ
こば
しゅうこう
せきがく
※クリックで使用済みにできます。
ア 広く深い学識をもつ非常に優れた学者。
イ 口先で人を批評すること。
ウ 時間は非常に貴重なものであるということ。
エ 故郷を思い出すことのたとえ。
オ 背が高くて、痩せている体。
カ 見た目は笑っていても、心の中では相反するような別のことを考えていること。
キ 勢いが非常に盛んなさま。
ク 文章などをじっくりと読んで、内容をよく味わうこと。
ケ 詩や文章の才能が優れていること。
コ 人の長寿を祈る言葉。
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