故事・諺問題 20
次の下線のカタカナを漢字で記せ。
1.中流のシチュウ。
砥柱
(ちゅうりゅうのしちゅう)
乱世の中、毅然として節義を守っていることのたとえ。「砥柱(しちゅう)」は中国の黄河の中にある砥石(といし)に似た石のことで、その石は激流の中で微動だにしないことから。
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2.一富士二鷹三ナスビ。
茄子・茄
(いちふじにたかさんなすび)
夢の中で見ると縁起が良いとされているものを列挙した言葉。とくに初夢についていう。
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3.犬のトオボえ 。
遠吠
(いぬのとおぼえ)
臆病者がかげで虚勢を張ったり、他人の悪口を言ったりすることのたとえ。
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4.元のサヤに収まる。
鞘
(もとのさやにおさまる)
離縁や仲たがいした者が、再びもとの関係にもどる。
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5.スイトウを以て太山を堕つ。
錐刀
(すいとうをもってたいざんをこぼつ)
わずかな力で強大な相手に立ち向かうことのたとえ。小さな刀で大きな山をこわす意から。「錐刀(すいとう)」は先端の尖った小さな刀。「太山(たいざん)」は中国の名山。「堕(こぼ)つ」はこわす。けずる。
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6.ズキンと見せて頰かぶり。
頭巾
(ずきんとみせてほおかぶり)
表面は立派に見せかけているが、実際は粗末であることのたとえ。
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7.水到りてキョ成る。
渠
(みずいたりてきょなる)
学問を積めば自然と徳が身につくというたとえ。また、物事は条件が整えば、自然と成就するというたとえ。「渠(きょ)」は溝のこと。水が流れてくると、自然に溝ができるということから。
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8.百尺カントウ一歩を進む。
竿頭
(ひゃくしゃくかんとういっぽをすすむ)
すでに極点に達しているけれども、そこからさらに向上させようとすること。「百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)」は百尺もある竿の先端ということから、向上し得る極点のこと。
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9.一片のヒョウシン玉壺に在り。
氷心
(いっぺんのひょうしんぎょっこにあり)
(宝石でできた壺に入ったひとかけらの氷ということから)清く澄み切った心境。
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10.シノを乱す。
篠
(しのをみだす)
篠突く雨(=激しく降る雨)に、風が加わり荒れるさま。
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